革製ランドセルの良い点

最近のランドセルは7割以上がクラリーノに代表される人工皮革で作られています。
牛革やコードバン(馬の腰の革)を使った革製のランドセルは数がだいぶ減ってきているのが現状です。
30年近く前の革製のランドセルは重く、雨に弱いなどのデメリットも多くありました。
私自身、革製のランドセルを使っていましたが、雨の跡や傷、ひび割れが目立ち、しかもくすんだ赤だったので、自分のランドセルがすごく嫌だったのを覚えています。
でも最近の革製のランドセルは違います。
皮革に撥水、防水、対傷加工がされているので、雨にも強く、傷にも強いんです。
雨に濡れてしまったら、サッと水気を拭きとるだけでOK。
肩ベルトや背あて部分は汗が染みこむので、たまに陰干しするといいそうです。それ以外に特別なケアは必要ありません。
簡単なケアでも子供が自分で自分のランドセルを手入れすることは、ものを大事にする気持ちを育てます。
革製品の良いところ
そして革製品のいいところは天然素材ならではの風合い。使い込むほどに深みや味わいが感じられます。
高学年になってもピカピカのランドセルは恥ずかしいと思う子には、革製のランドセルの程よく馴染んだ感じがいいかもしれませんね。6年後が楽しみなランドセルです。

天然素材なので、職人さんがランドセルを作る前から素材になる革を吟味します。ランドセルに適した場所だけを使用するので、とても贅沢な、そして職人さんの想いがこもったものなんですね。
ちなみに今の皮革は発色が良くなっているので、カラーバリエーションも豊富です。
重さもクラリーノのランドセルとほとんど大差がありませんし、とても丈夫な素材でもあります。価格も最高級品であるコードバンを除けば、特別高いものではないですよ。
人工皮革のランドセルだけでなく、天然皮革のランドセルも選択肢のひとつにいれてみてはいかがですか。